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第73回さっぽろ雪まつり『大雪像』のテーマを公開!

2022.12.16
  • お知らせ

2023年2月4日(土)に開幕する「第73回さっぽろ雪まつり」に先駆け、2022年12月16日(金)に札幌市内にて制作発表を行いました。毎回多くの皆さまに楽しみにしていただいている大雪像のテーマをはじめ、すすきの会場の構成や注目ポイントなどを発表。ここでは、発表させていただいた内容からピックアップしてお届けします。

大通会場 2丁目 アート広場

制作:六書堂
雪ミク 2023 © Crypton Future Media, INC. www.piapro.net

中雪像:雪ミク 冬麗(ふゆうらら) Ver.

「雪ミク」(初音ミク)とは? https://snowmiku.com/2023/

「雪ミク」は、北海道を応援するキャラクターです。
2010年の『さっぽろ雪まつり』で"真っ白い「初音ミク」の雪像"を作ったことをきっかけに誕生し、それ以来「雪ミク」が主役のフェスティバル『SNOW MIKU』が毎年北海道で開催されています。
「雪ミク」に着せる衣装デザインは、毎年様々なテーマに沿ってインターネット上で広く募集しており、2023年は“北海道の冬をイメージした『空模様』”がテーマとなっています。
14年目も北海道を楽しめる様々な企画を実施します。

ラビット・ユキネとは?

「ラビット・ユキネ」は、"エゾユキウサギ"をモチーフにした、北海道を応援する「雪ミク」のペットキャラクターです。

「初音ミク」とは?

クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が開発した、歌詞とメロディーを入力して誰でも歌を歌わせることができる「ソフトウェア」です。
大勢のクリエイターが「初音ミク」で音楽を作り、インターネット上に投稿したことで一躍ムーブメントとなりました。「キャラクター」としても注目を集め、今ではバーチャル・シンガーとしてグッズ展開やライブを行うなど多方面で活躍するようになり、人気は世界に拡がっています。

大通会場 4丁目 STV広場

制作:さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会 第3雪像制作部会(NPO法人北海道の地域文化を守る会)
©STV ©北海道大学総合博物館

大雪像:白亜紀の北海道
~ティラノサウルス&カムイサウルス~

最大・最強の肉食恐竜であるティラノサウルス。
鋭くずらりと並んだ大きな歯。その噛む力は5トンを超え、獲物を骨ごと砕いて食べていました。
実は約7200万年前の北海道において生存していたとされる、北海道とゆかりがある恐竜です。

傍らで佇むのは北海道むかわ町穂別地区から日本初の大型植物食恐竜の全身骨格化石として発掘されたカムイサウルス。2019年9月6日に先住民であるアイヌの言葉で「神」を意味する「カムイ」を含めた「カムイサウルス・ジャポニクス」と命名されました。奇しくも同日は甚大な被害をもたらした北海道胆振東部地震からちょうど1年を迎えた日付ということで『復活のシンボル』とも称されます。

今回の大雪像は、日本の恐竜ファンの間で〝ダイナソー小林〟の愛称でも知られる、北海道大学総合博物館の小林快次教授にご協力いただいております。約7200万年前の北海道を想像させる世界観・各ディテールをお楽しみいただくとともに、近年の地球環境にも思いを馳せてみませんか?

この大雪像の制作にあたるのは、結成から9年、様々なテーマにチャレンジしてきた
「さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会・第3雪像制作部会」。長年の経験と匠の技術を駆使して、この圧倒的な迫力と繊細なディテールを純白の雪で表現します。

大通会場 5丁目 道新 雪の広場

制作:さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会 第1雪像制作部会(NPO法人 北海道の地域文化を守る会)
©北海道新聞社

大雪像:疾走するサラブレッド

サラブレッドとは馬の品種のひとつで、イギリスで長年の品種改良を経て、競走馬として作り出されたものです。その呼び名は、「完全に育てあげられた」という意味です。
北海道は明治期以降の長い歴史を持つサラブレッドの一大産地で、国内で生産されるサラブレッドのうち約98%が、北海道で生まれ、数々の名馬が輩出されています。北のサラブレッドたちは、広大な土地に生を受け、生産者、馬主、調教師、厩務員から我が子のような愛情を注がれて強い馬に育てられ、北海道はもちろん、世界で行われるレースで多くのファンを魅了します。
この大雪像は疾走するサラブレッドの一瞬を切り取り、躍動感のあるサラブレッドを中央に配置し、背景には風を切って走る競走馬のスピードが感じられる仕上げを施すことで、疾走感を表現しています。
またプロジェクションマッピングでは、北の大地に生まれた仔馬が成長し、競走馬として活躍する姿を描いています。夢に向かって挑戦する勇気と希望を感じ取っていただければ幸いです。

大通会場 6丁目 市民の広場

制作:六書堂
©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI

小雪像:『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』ユウディアス・ベルギャー

TVアニメ『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』の主人公・ユウディアスの雪氷像がさっぽろ雪まつり大通会場6丁目に登場!
銀河の彼方に存在する「ベルギャー星団」から888万の同胞と共にやって来た宇宙人の少年だ!
ラッシュデュエルでは新種族・ギャラクシー族を中心としたデッキを使う。エースモンスターは『ギャラクティカ・オブリビオン』!!
ぜひ、会場でユウディアスの雪像をお楽しみください。
いくぞ!ゴーラッシュ!!

『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』毎週日曜朝7時30分~テレビ東京系列にて放送中!!

大通会場 7丁目 HBC広場

制作:陸上自衛隊北部方面システム通信群
HBC広場EMBLEY©北海道放送2023

大雪像:すべての医療従事者に感謝を込めて
フローレンス・ナイチンゲールの偉業を偲ぶエンブリー荘

イギリス・ハンプシャーのエンブリーにあるこの歴史的な建物は1825年からは英国の富豪ナイチンゲール家が冬を過ごす別荘でした。次女のフローレンスは19世紀の閉鎖的社会的環境を乗り越え、家族を説き伏せ、31歳にしてようやく看護師となります。クリミア戦争の野戦病院では多くの傷病兵の命を救う活動を行い「ランプの貴婦人」と呼ばれたフローレンスナイチンゲール。そこで築き上げた疾病予防の実践と理論は現代の衛生学の基礎となりました。COVID-19の感染拡大により3年ぶりの開催となる雪まつり。疫病と闘ってくださるすべての医療従事者の方へ感謝を込めて、陸上自衛隊北部方面システム通信群の卓越した技術で雪像にいたします。エンブリー荘の建物はいまは学校として使われています。

大通会場 8丁目 雪のHTB広場

制作:陸上自衛隊第18普通科連隊
©HTB

大雪像:豊平館

豊平館は、1880年、開拓使直営のホテルとして建築されました。1958年に現在の所在地である、中島公園内に移築され、いまもなお、多くの市民や観光客に親しまれています。
建物全体はアメリカ風様式を基調としながらも、正面玄関の円柱や、半円形のバルコニーにはヨーロッパ風様式を採用し、円弧型の破風飾りには開拓使の建物であることを示す五稜星があしらわれるなど、一つの建物に様々な様式やモチーフを見つけることができる美しい建物で、1964年、国の重要文化財に指定されました。
大雪像『豊平館』は、「アイスブロック工法」と言われる独自の技術で、雪で作った細かいパーツを貼り付け、豊平館独自の様式美を精細な箇所まで忠実に再現します。
制作は、「HTB北海道テレビ」と「陸上自衛隊第18普通科連隊」が共同で行い、延べ3,800人の自衛隊員が1月7日から2月3日まで、28日間かけて制作します。

大通会場 10丁目 UHBファミリーランド

制作:さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会 第2雪像制作部会(さっぽろ青少年女性活動協会)
©日本ハム株式会社 ©UHB

大雪像世界がまだ見ぬボールパーク“Fビレッジ”
2023.3.30誕生!

2023年3月、北海道日本ハムファイターズの新球場を含めたエリア、HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE(北海道ボールパークFビレッジ)が開業します。約32ヘクタールもの敷地に、自然と共存する次世代ライブエンターテイメントや心身を育むウェルネスソリューション、文化交流が活発な街づくりを目指す、まったく新しいクリエイティブなコミュニティスペースが生まれます。国籍、年齢、性別を問わず、より多くの人がこの場所に集い、ともに夢や理想を実現していく。北海道のシンボルとなる、世界がまだ見ぬボールパークの誕生です。
今回は、開業を記念し、新球場ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールド)と、ファイターズの新庄剛志監督を、ダイナミックかつ繊細な作り込みによる雪像で表現しました。エスコンフィールドは、世界最大級の大型ビジョンや通年で楽しめるTOWER 11(タワー・イレブン)などを忠実に再現。新庄監督は「監督」の枠に囚われない個性とその明るいキャラクターを表現。
日本全国、そして世界に向け、その魅力を発信していきます。


このほか、1丁目にはカーリングリンク、3丁目・9丁目には市民の自由な発想で制作される『市民雪像』(65基予定)などの会場が設けられますのでお楽しみに。

※実施を見送る行事・サービス
新型コロナウイルス感染状況等に鑑みて、例年実施している以下の行事やサービスについては実施を見送ります。
 ・国際雪像コンクール
 ・飲食ブースの設置(物販やPRブースは例年通り設置いたします。)

※つどーむ会場は開催を見送ります。

すすきの会場について

※ 画像は過去開催のもの

「氷を楽しむ」をテーマに、大・中の氷彫刻や氷彫刻コンクール作品など幻想的な氷像60基を展示します。また、好評の魚入り氷像をはじめ民放5社のキャラクター氷像、写真サービス・喫煙ブース等のコミュニケーションエリアも設置予定です。

第73回さっぽろ雪まつり

大通会場・すすきの会場/2023年2月4日(土)~2月11日(土・祝)

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掲載中の情報は第74回(2024年)の内容です。 次回会期(大通会場・すすきの会場)は、2025年2月4日(火)~11日(火・祝)予定です。つどーむ会場は未定です。