隊員のイラク派遣など国際活動の増加により従来通りの雪まつり支援が困難になり、
この先 自衛隊支援は縮小されていく方向です。
札幌市も「札幌市大雪像制作団」を結成し、自衛隊や自衛隊OBのかたから技術を
受け継ごうとしていますが、短期間で 受け継げるものではありません。
図面を引き、模型を作りなどと、一般の建造物と同じように制作されてゆく雪像。
40年にわたる技術の蓄積、「職人技」をぜひ見てください。
綿密な会議より上空からのヘリを飛ばし、満面なく細かいところまでチェックをします。
その後、忠実に表現できるものを雪像の対象として決定しています。
特に特殊な装備はありません。手袋も市販品です。
意外と、普通な道具で作業をしていますよ。
工具には紐を付けて落ちないようにしています。
道具にはそれぞれ番号が振られていて、貸し出しをするときにはそれとは別に番号を
記載して貸し出します。
もし、戻ってきた道具の番号が揃っていないときには、隊員全員で見つかるまで探します。
特にありません。スコップなどは白く塗って、さび防止などを行っています。
昔は行なっていましたが、今年特に行なっていません。
そのため、以前雪像作りを担当した隊員と新人との技術の受け継ぎが大変です。
自衛隊には一番長い人で15年間、雪像作りに携わっている人がいるので、
その人を中心に雪像作りを進めたりします。
名前などは、もしかしたらどこかに掘っている人はほっているかも知れませんね。
過去にOnちゃんの雪像を小さく置いたことはありましたね。
上層部から作り始め、下へ下へ段々と作っていきます。
仕上げは水をつけた素手で表面に光沢を出していきます。
光沢を出すコツは、手に水をつけてなでるような形で凍らせていくところです。
最初は、やっぱり寂しいとか思うことがあります。
ですが、壊した後は逆にほっとしますよ。雪像を作り、みんなに褒めてもらって、
最後は壊すということで。
実は、作るときに安全祈願祭をやりますが、壊すときも、雪像の目を雪で隠して、
清めてから壊すんですよ。
取材協力:陸上自衛隊第18普通科連隊第3中隊 1等陸曹 内藤 義則さん
大通り公園のシンボル的存在であるテレビ塔、しかし、実際に展望台に登ったことが
ある人は札幌市民の人でも意外と少ないのではないでしょうか?
そこで、テレビ塔に登って雪まつり会場を上から見下ろすことによる新たな発見は
あるのか? 実際の景色はどうなのか?
会場全体を一望できる貴重な場所であるテレビ塔の職員の人に、雪まつりとの関係に
ついて、お話を伺ってみました。
雪まつりの開催期間はかなり多いですね。朝から晩までびっしりなんですよ。
ありませんね(笑)。期間中は一日中展望台は混雑してる状況です。
そうですね、夕方の6時から7時にかけては、イルミネーションが点灯するので、
とてもきれいな景色が見られると思いますよ。
昼間よりは夕方、夜のほうがおすすめですね。
そうですね、地元の人で毎年来られる方も多いですが、最近は特にアジア圏の人、
韓国や中国の人や、国内でもパッケージツアーでいらっしゃる人も多いようです。
雪まつり期間以外にも、年間を通してアジア圏から来られる人は多いですよ。
いいえ、アジア圏の言語に対応しているのはホームページだけで、展望台では外国から来た
お客様向けに英語のテープを流すことで対応しています。
特に通訳の係が常駐しているわけではありません。
はい。夕方の4時から22時の営業終了時間までとなっております。
いえ、今年は特別なイベントというのはないですね。ただ、非常階段の昇降が
できるようになるかもしれません。
そうですね、展望台の高さになると、強風や地震で揺れることはありますね。でも、
それほど強い揺れではないと思います。
ああ、「しんぶん館」ですね。メモリーに入っているデータから、お客様の生まれ
た日の新聞を取り出して印刷することができるんですよ。
明治21年7月10日から平成13年6月30日までの日付のデータが入っています。
あとは一回100円で望遠鏡の利用ができますね。
のテレビ父さんグッズがあります。
テレビ塔地下の「テレ地Shop」で取り扱いをしています。
お土産に購入されるお客様が多いようで、タオルやキーホルダーなどが売れていますね。
大通りを1丁目から12丁目までに渡る広い会場を一望できるのはここ、さっぽろ
テレビ塔だけですよ。
特に夜間のイルミネーションを見るのがおすすめです。
是非展望台に上って、会場一望してみてください。お待ちしています。
取材協力 さっぽろテレビ塔事業部 伊藤嘉則 様 ガイド 庄崎 様
雪まつり公式パンフレットに掲載されている、上空から地上を
見おろした
ように雪まつり会場が描かれた地図。
これは鳥瞰図(ちょうかんず)といって、毎年、雪まつり
用に、
雪像をメインとした会場の鳥瞰図を制作されている方がいます。
去年、今年と鳥瞰図の制作をされた、小倉佳介さんに、
その制作方法につ
いてお話を伺いました。
デジハリのスタッフの人が僕がイラストを描いていることを
たまたま知っていたと 思うんですけど、それで急に「やってみない?」
と電話が来て。色々な人の目に触れる
ものだし、名前を売るチャンス
でもあるので、やってみようと思い受けました。
図としてしっかりしたものを描いたのは、鳥瞰図が初めてでした。
とりあえず、雪まつり担当の市役所の方から、資料をいただいて、正面から見た ラフイラストと雪まつりの制作発表会の時に見せられる、粘土で作った模型の写真をもらって、
それを元に描いています。
僕が担当する前の年から使っているベースの絵(図)が あって、それに雪像を当てはめていく形で製作していきます。
全体を描いている訳ではないです。
1基ずつの雪像をイラストとして単体で描いて、あとはそれをパソコンでベースに 当てはめていきます。
去年は大通、真駒内を担当しました。
そういう場合は想像で補なったり、ウェブサイトで探して 調べながら描いています。
鳥瞰図として雪像を描きますが、 その角度からの資料がないので、横からや上からの写真など、どうなっているのか 解らない部分は、資料として外国の建築物などを探して、それを見ながら研究して描いています。
話を受けてから、雪像20基分を10日間で完成、納品です。
期間中は、ずっと鳥瞰図に取り掛かっていますが、
普段一緒に仕事をしている制作チームの 友人には、雪まつりの鳥瞰図を
やるということで頼んで、鳥瞰図に専念させてもらってます。
1枚の紙に、1基の雪像を描くという形でやっているのですが、まず パンフレットに 掲載されるものよりも大きく描くので、あまり細かい 部分までこまごま描いてしまうと、 縮小したときに潰れてしまったり、 見づらくなってしまったりするので、小さくしても解りやすいように 細かい部分までは描かないようにしていることです。
そうですね、僕も一応札幌で生まれて育ってという人間なので、こういう地元を盛り上げる イベントに、仕事ではあれ、関われるのは光栄だと思います。
さっぽろ雪まつりでは、期間中多くのボランティアが活躍しています。
今回は車いすでの雪まつり会場見学を強力にサポートするボランティアの人にお話を伺ってみました。
福祉ボランティアハウスでは、主としてご高齢の方や身体の不自由な方に、雪道で車椅子を押す介助をしながら、楽しく一緒に雪まつり見学していただけます。
ボランティアの時間は9〜21時までです。
予約が多いのですが、飛び込みの方にも対応できるように、6丁目のボランティアハウスで常時数名が待機しています。
また、希望により車椅子の貸し出しもしています。
あたたかい飲み物も用意しているので暖を取りに寄ってくださいね。
ずっと雪まつりに行きたいと思っていた方がホームページやTV等を見て、雪の上でも走れる車椅子があることを知って、ぜひ行ってみたい・見てみたいと、こられる方がいらっしゃいます。 道外はもちろん、海外の方も、短い時間から1日〜2日にかけて利用される方もいらっしゃいます。
はじめは高校生の赤十字クラブで、ごみ拾い等の色んなボランティアをしていたところから、平成2年に身体の不自由な方々に車椅子を貸し出したり、車椅子での介助をしたりする団体を立ち上げました。
ちゃんと運営事務局を始めたのはそれから5年くらい後なんです。
それが「手と手」の始まりです。
私が入った平成5年はメンバーは5人でした。 今ではメンバーは65人。
高校生から中高年の方まで幅広くいます。
「手と手」は少し特殊な部分があって、毎年雪まつり期間だけの期間ボランティアを募集しています。
当時も運営は5人しかいなくても、100人くらいの期間ボランティアさんがいました。今年は400人くらいの期間ボランティアさんがいます。
雪上用車椅子は7台あります。その他にも札幌市のほうから貸してもらい委託として貸し出しもしています。
雪上用車椅子はスキーがついてるのが一番使いやすいですね。
少し下から車輪が出ているので雪の上でも地下鉄など雪道ではないところも行けるんですよ。
期間ボランティアさんには、必ず車椅子介助方法の研修会を受けてもらってるんです。
内容は車椅子の部位の説明、たたみ方、開き方から始まり、簡単な介助方法、車椅子からイスへの移り方(1人または2人で行う方法)、浅く座っているとつらいので、深く腰掛けるようにする方法、 エレベーターや地下鉄の乗り方、降り方、段差を超える方法、スロープののぼり、くだりなどの方法を室内で練習するんです。
午後からは、実際に地下鉄に乗って街に出て実習をします。
雪道だけじゃなく展示ブロックやレンガ道とかがけっこうゆれるんです。
そういう乗り心地も実際に乗ってもらって勉強してもらっています。
基本的に1人の利用者さんに対してボランティアは3人付きます。
雪の上を押すのはとても大変なんですよ。
それから、初心者ばかりではなく経験者が必ず入ることや、利用者さんとボランティアさんの年代や性別に考慮して構成しています。
ボランティアと言っても、介助そのものをするために募集しているわけではなく、介助をしながら雪まつりを楽しんでくれる人を募集してますので、 一緒に楽しめる組み合わせを考えて、一人で見学することが困難な方など、どなたの介助でもさせていただいています。
最長で10年連続されている人がいます。赤平とか北見・登別などから泊りがけでボランティアに来てくれる人もたくさんいます。
ボランティアさんの半分くらいは、リピーターさんですね。魅力・やりがいがありますからね。
利用者さんも年々増加しています。そのなかで、違う人と作業をして、交流をすることにより違う発見が出来る楽しみがありますね。
毎年毎年違う方と出かけて、毎年毎年違う発見だったりとかもあるし、色々な交流の幅がすごい広がります。 また来年も行こうという感じで今にいたっています。
「道外の方が来られて利用されたんですが、とても喜んで帰っていかれて、そして翌年も来られた際にまた私が同じ方につけることになったんです。
また2年目も来てくれたってことは、去年やったことが少しでもこの方たちの思い出に残っていてくださったのかなって思ったら、やっててよかったなぁと思いました。」
「私は十何年かやっているけど、横山さんたちはもう5年なるかな? 私はもう無理すると続かないから、私以外に続いてくれる人もいるし、その前の世代の人たちもいて、 その人たちはもう結婚して子供が出来て、ちょっと参加できなくなってる人たちがいたけど、 ちょっと大きくなったからまた来ますという人いたりする。その続ける間って言うか、伝えるのが私の役目だといまこのごろは思っているから…」 始めて来た人は、雪の中始めてだけど、そこで一回来たから、今度はどこでもいけるようになったりするし、今度は夏に来たりするし、 雪の上行けるならどこでも行けると思うし、きっかけというかすごくそれはその人たちの人生を変えるぐらいのことを雪まつりっていうのはやっているんだなって思ったんです。
情報をきちんと伝えるということにすごく気を使います。
このような介助をしていますというボランティアはたくさんあるんですが、やってることがわからない・ニーズがちゃんと伝わらないという場合があります。
こういう雪まつりと言う名前があるからこそ、発信できるものはたくさんありますし、雪まつりのボランティアだからこそ、いろんな人に、特に初めての人にも 参加してもらえますし、こういうのがあるって伝わることだからそれはすごく大事にしたいものですし、絶対やっていかなくてはいけないものだと思います。
雪まつりで終わり。じゃなくって、それが全部スタートですよね。
ボランティアさんも、来てくれる人もきっかけであってそこからスタートです。
まずは自分でやってみる。絶対何か持って帰って、それはどんな仕事にも役に立つものです。 ぜひ、雪まつりを楽しんでほしいです。
取材協力 ボランティアサークル「手と手」さん
雪まつり会場はとっても広くて、世界各国からたくさんの人が訪れます。そのため迷子になるお子さんや、
はぐれてしまう人達が後を絶ちません。そんな時心強い存在が迷子センターです。
今回は迷子センターの方々に お話を伺いました。
まちまちなので一日何人とは言えませんが、今のところ4日間で42人の方を
呼び出ししています。
最近はみなさん携帯電話を持っているので
迷子センターに来られる方の数は年々減っています。
ここに来られる方はだいたい携帯電話を持っていない人ですね。
お子さんは少ないです。ご年配の方が多いです。
観光客は夜お見えになる方が多くて、やっぱり夜のほうがはぐれやすいですからね。
はい。迷子といのはお子さんで、尋ね人は大人の方です。
呼び出しはどちらも私たちがやっていますが、迷子は
警察の管轄で尋ね人は迷子センターの管轄なんです。
すぐ来ますよ。
5〜10分くらいですね。
ですが帽子をかぶって耳かけをしているとアナウンスが聞こえにくいこともあるようです。
はい、ボランティアです。
やっぱり迎えに来られて再会できた時ですね。
私たちもほっとします。
巡回している警察官ですね。
迷子になったら迷子センターへ来てください!
ストーブもあって暖かいですよ〜
取材協力:迷子センターのみなさん
今回は大通り会場6丁目にある、「臨時観光案内所」のボランティアさんにお話をお伺いしました。
「臨時観光案内所」は各会場に設置され、「札幌市観光ボランティア」の登録者のうち、のべ70名の方が会場案内や市内案内を行っています。(現在、市民の皆さんがボランティアとして観光案内に参加いただいています。)
普段も、市の観光案内所でボランティア活動をされているボランティアさんにお話が聞けました。
ちなみに、冬場は札幌駅で、夏場は大通り公園等で観光案内をしているそうですよ。
いえ、午前・午後・夜間の三交代制で、人数は3人づつで担当しております。大通会場9丁目及び真駒内会場にも観光案内所を設置しております。
はい。今年は初日から来場者がたくさんいらっしゃるみたいで来るときは一気にたくさんの方が来られます。
やはり道外の観光客の方が多いですね。今日は京都や栃木、茨城のかたがいらっしゃいましたね。沖縄はいまのところいませんよ。
特に何が多いかっていうと、8丁目の大雪像「名古屋城」に行きたいって言う方が多いんですよ。
あとはカニのおいしいお店はどこですか?やラーメンのおいしいお店はどこですか?というのが多いですね。そういう質問は若い観光客の方が多いですね。
実は、時間を聞かれるのが困りました。どこどこいくんだけど、どのバスで、どこから何時かと聞かれるのが困ります。
今、「支笏湖氷濤まつり」と「旭川冬まつり」が開催期間が同じくらいなので、遠くから来てる人は一緒に、観光していこうというので、バスの場所や時間を尋ねられることが多いですね。
取材協力:市民ボランティアの皆さん
今回は「通訳ボランティア」の皆さんにお話をお伺いしました。
通訳ボランティアセンターは西6丁目会場の観光案内センターと同じ建物内にスタッフが常駐しています。
通訳スタッフは「札幌市観光ボランティア」に登録されている人と、札幌国際プラザの「語学ボランティア」に登録されている皆さんが中心です。
中国・ドイツ・英語・フランス・イタリア・ハングル・
中国語(広東語・北京語)の8ヶ国語に対応しています。
外国人自身はいないが、今回は留学生の方にもお願いしています。
アメリカ・台湾。特にアジア系が多いです。
銀行(両替)やトラベルチェックのことが一番多いですね。
近くの観光案内所、道庁の場所、スノーボード・スノーモービルがやりたいなどの内容も多いです。
ほかのボランティアの方と質問がかぶるところがありますが、できる限り答えていきたいです。
私たちは主に言葉の提供をしています。
苦情がこないので、今のところはなんとかやっています。
スタッフにもよるのでバラバラですが、ボランティア通訳になって雪まつりを希望しているのが75名です。
大通と真駒内会場に分かれてやっています。
あまり思わないですねぇ。
取材協力 通訳ボランティアのみなさん大通り会場ではさっぽろ中央郵便局が担当しており、真駒内会場では、さっぽろ南郵便局が担当しています。すすきの会場では、販売していません。商品の方は、それぞれオリジナル商品を扱っております。
雪まつり期間中だけの特別雪まつり切手セットなどですね。 札幌市内の臨時郵便局や観光客様が集まるホテルの臨時郵便局などでも販売しております。
押されます。雪まつりの小型印というのがあります。 これは、ポスターのキャラクターデザインを使用しています。
やはり飛ぶように売れております、雪まつり切手セットです。北海道の切手を全部集めております。
レターセットなどのキティーシリーズです。ご当地キティーがたくさんあります。
120円の切手付きで620円です。
はい、外国人の方は多いです。 対応として、学生アルバイトさんを雇うのですが、外国語ができる方ということで募集しました。
英語、中国語、韓国語、日本語です。 外国のスタッフの方が2名います。
郵便局ということで、郵便配達をする時のジャンパーを着用して、 ホッカイロを大量に購入し、足の裏などに貼っております。
北海道限定商品を「これいいね!」とまとめ買いしてもらった時や 外国の方と言葉が通じなくとも北海道の良さが切手とお土産で分かってもらえれば嬉しいです。
取材協力:札幌中央郵便局員 松木 達様